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補修必要、1万2千橋/国交省・所管/約4割は対応急務/国総研分析

【建設通信新聞  2012年 12月 10日 記事掲載 】

 

  老朽化したインフラの維持管理が問題視される中、国土交通省が所管する橋梁約2万2000橋のうち、大半が補修などの対応が必要なことが、国土技術政策総合研究所の分析で分かった。このうち速やかに補修が必要な橋梁は約4割を占める。また、この5年で補修の必要がない橋梁は減少傾向にあり、インフラ管理のあり方が改めて問われる結果となった。


  分析は道路施設現況調査や8地方整備局の定期点検結果などを統計処理としてまとめた。北海道開発局、沖縄総合事務局が管理する橋梁を除く長さ2m以上の定期点検が完了している橋梁を対象にした。


  11年4月時点で点検が完了した橋梁は2万2421橋。このうち「補修の必要なし」は、3.8%の847橋にとどまっている。「状況に応じて補修が必要」は半数の1万1202橋、「速やかに補修などが必要」は39.4%の8830橋、「緊急対応が必要」は0.2%の51橋などとなり、対応が求められる橋梁が大半を占めている。


  「速やかに補修などが必要」とした橋梁について地方整備局の状況を見ると、北陸地方整備局が5割を超えるほかは、おおむね4割前後となっている。


  一方、過去5年間の点検状況を比較すると、07年4月で1375橋だった「補修の必要なし」に該当する橋梁が、10年4月に913橋となり、徐々に減少している状況も明らかになった。この5年間でも健全だった橋梁が補修の必要な橋梁へと移行している状況が分かった格好だ。


  全国の橋梁(2m以上)を見ると、高速自動車道に7084橋、国道(指定区間外)に3万0173橋、主要地方道に4万7400橋、都道府県道に5万2972橋、市町村道に52万1423橋ある。このうち15m以上の橋梁約15万7000橋の3割に当たる約4万7000橋が、高度経済成長期に架設された。平均経過年数は44年で、改めて維持管理のあり方が問われている状況にある。

 
 
 
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