北上事務所 ニュース |
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建設投資12.2%の増/物調・民間10-12月期動向 【2桁増は12四半期ぶり】
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【建設通信新聞 2013年 11月 8日 記事掲載 】 |
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建設物価調査会が7日に公表した10−12月期の民間企業設備投資動向調査によると、全産業の設備投資計画額は前年同期比4.6%増となった。このうち、建設投資計画額は建設業や鉄道業、製造業などがけん引し、全産業で12.2%増と見込んだ。2桁増は2008年10−12月期以来12四半期ぶり。資本金10億円以上と1億−10億円のいずれも2桁増を見込んだ。
建設投資を区分別にみると、「工場・倉庫等」が59.7%増、「事務所・店舗等」が7.9%増、ホテルや娯楽施設、研究所などの「その他の建物」が76.3%増と、非住宅の分野で軒並み増加。非住宅全体としては23.2%増となった。住宅は0.4%増、土木は0.2%増だった。
産業別動向をみると、製造業は58.6%増となった。機械、輸送用機器、電気機器の各製造業の「加工組立型産業」が92.1%増となったのが目立つ。
非製造業は7.7%増で、建設業が56.9%増、運輸業が31.9%増、卸売・小売業が23.7%増と大幅な伸びを示した。
企業の資本金別では、資本金10億円以上では12.0%増、1億−10億円は17.9%増といずれも2桁増。10億円以上では製造業が73.5%増と好調で、1億−10億円も製造業は前期に大規模案件があった反動で減少したものの非製造業が43.5%増となっている。
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